メンズエステに行きたい衝動を抑える「RAIN法」の紹介。

ヒデです。

あなたは、

「メンズエステに行きたい・・・」

という衝動に襲われることは、あったりしますか?

ふとした拍子にメンズエステのことが頭に浮かんできて、衝動に駆られてついメンズエステを利用してしまい、

『あぁ・・・また今日もメンズエステに3万円も使ってしまったよ・・・』

と後悔するような経験をしたことは、1度や2度くらい普通にあるんじゃないでしょうか。

今日は、そういう衝動に襲われたときに有効な、「RAIN法」という対処法をご紹介します。

このRAIN法を実践することで、メンズエステに行きたい衝動を上手くやり過ごすことができる可能性があります。

私自身、メンズエステに依存していた時代は、このRAIN法を活用することで衝動に対処したりもしました。

そんなRAIN法というものを今からご紹介するわけですが、とはいえ、このブログや私のメールセラピーを読んでいただいている読者さんなら多分、耳にタコができるくらい私から聞かされているかもしれませんが、

「衝動を抑えるよりも、衝動が湧かないようにすることが正しい努力」

ということだけはブレないようにしてください。

湧き上がってきた衝動を抑えるのは、かなりエネルギーが必要ですし、大変です。

しかし、「衝動が湧かないようにする(=ポルノ要素の排除)」であれば、湧いてしまった衝動を抑えることよりも何倍も簡単です。

それこそ「視覚情報を断つ(メンズエステのサイトを決して見ない)」ということを、「衝動を湧かないようにするための努力」として、口酸っぱく言い続けてきていますから、まずはそこはブレないようにしていただければと思います。

今回のRAIN法はあくまで、

「衝動が湧かないように努力はしていたけど、それでも湧いてしまった衝動に対処するための最終手段」

というつもりで活用してみてください。

しつこいようですが、大事なことなので繰り返します。

メンズエステに行かないようにするためには、まずは何よりも、「衝動が湧かないように普段から意識する」ことです。

具体的には、

  • メンエス店のサイトを見ない
  • アダルトサイトを見ない
  • セラピストのSNSを見ない
  • 部屋にあるアダルト要素のものを全て処分する

などが、「衝動が湧かないための努力」です。

これをまず、完璧にやっていただいた上で、それでも何かしらの理由で湧き上がってしまった衝動に対処するために、今回の「RAIN法」を活用してみてください。

それでは始めていきます。

メンズエステに行きたい衝動を抑える「RAIN法」の実践方法。

まず、RAIN法が何なのかというと、以下のような方法になります。

  • 衝動が起きていることを認識する (Recognize)
  • 衝動が起きているという事実を受け入れる (Accept)
  • 自分の身体に起きている変化を検証する (Inverstigate)
  • 衝動と自分自身を同一視せず距離をとる (Non-Identification)

これらの頭文字を取って、「RAIN法」と呼ぶわけです。

メンズエステに行きたい、という衝動が湧いてきたら、上記の手順を実行してみてください。

今からその具体的なやり方の説明をしていきますが、このRAIN法は、メンズエステに行きたい衝動だけでなく、あらゆる衝動に有効だと言われています。

甘いものを食べたい衝動、誰かに怒鳴りたい衝動、タバコを吸いたい衝動、ギャンブルをしたい衝動、などなど、あらゆる衝動に対処する技法でもありますから、覚えておいて損はないと思います。

医学博士であり、依存症専門の神経科医でもある、ジャドソン・ブリューワー博士の研究によると、このRAIN法を実践したことで、禁煙の成功率が通常の2倍に上がるなどの明確な成果も出ているようです。

依存というものは本質的な部分では共通していますから、タバコの依存に効果がある方法なら、メンズエステの依存にも効果があると考える方が自然です。

何より、私自身が実際にこのRAIN法を試してみて、メンズエステの衝動を和らげることができたと感じていますし、その意味でも、試してみる価値はありそうです。

では、このRAIN法の具体的な実行方法について説明していきます。

ステップ1:衝動が起きていることを認識する (Recognize)

まず、メンズエステに行きたい衝動が湧いてきたら、

「衝動が湧いている」

ということに気づいてください。

『いや、言われなくてもそんなの気づいているよ』

と思われる人もいるかもしれませんが、これはもっと、深い意味での「気づき(認識)」が求められます。

衝動に飲み込まれている自分を”客観視”して、

『ああ、今の自分はまさにメンエスに行きたい衝動に飲み込まれようとしている』

と、「もう一人の自分」から、衝動に飲まれかけている自分に「気づく」イメージです。

衝動に飲まれるのではなく、「衝動に飲まれそうな自分がいる」ということを認識するんですね。

これができた時点で、いくらかは冷静になれている自分がいるはずですが、ここで油断しては禁物です。

衝動に飲まれそうな自分に気づいたら、そのまま間髪入れずにステップ2に移っていきます。

ステップ2:衝動が起きているという事実を受け入れる (Accept)

衝動に飲まれそうな自分を認識した次は、

「受け入れる」

ということをします。

要するに、

『ああ、自分は今メンズエステに行きたいってことなんだよな、そりゃそうだよな、最近ストレスが溜まっていたしな』

とか、

『俺も人間だし、時にはコントロールできない衝動に襲われることもあるよな、完璧な人間なんていないもんな』

という感じで、自分で自分を諭してあげると言いますか、

「衝動に飲まれそうになっている自分を否定せずに受け入れる」

ということをします。

まず衝動を「認識」して、認識したら「受け入れ」るのです。

この、

認識⇒受け入れ

まで来れば、それまでの衝動がたとえば「100」だったとすれば、「70」とか「75」くらいに衝動が収まっていることに気づくはずです。

とはいえ、RAIN法はまだ終わりではありません。

個人的には、この次のステップ3こそが非常に重要だと考えています。

ステップ3:自分の身体に起きている変化を検証する (Inverstigate)

メンズエステに行きたい衝動に気づき、それを受け入れたあとにすべきことは、

「衝動に襲われた自分の身体には、果たしてどんな変化が起きているか?」

を検証してみることです。

「検証」と書くと、むずかしく聞こえるかもしれませんが、あまりむずしく考えないでOKです。

自分の身体にどんな変化が起きているかを「観察」するということです。

たとえば、これは私の場合なのですが、私がメンズエステに行きたい衝動に襲われていたときは、以下のような身体の変化があることが分かりました。

  • 肩に力が入ってきて、
  • 上体が若干、前のめりになってきて、
  • いつもより呼吸が速くなる。

上記が私の身体の変化だったわけですが、要するに、自分の身体を観察して、どういう変化があるかに気づきましょうということです。

もちろん、上記の変化は、あくまで私の場合ですから、あなたは、もっと別の変化があるかもしれません。

ここで大事なのは、どんな変化をしているかではないんですね。

どんな変化をしているかではなく、

「どんな変化をしているかに気づく」

ということです。

たとえば、「いつもより呼吸が速くなる」ことに気づいても、それを良いだとか悪いだとかで判断する必要はありません。

ただ単に、『ああ、いつもより呼吸が速くなっているな』ということに
気づければそれでいいのです。

こうやって、自分の身体の変化を客観的に見れるようになる頃には、かなり冷静になっている自分に気づくはずです。

それが「自制」を発揮した瞬間でもあるんですね。

衝動や感情に飲み込まれかけているのをそのままにするのではなく、一歩引いた目線で、飲み込まれかけている自分自身や自分の状態を客観的に見てあげるんです。

ですから、メンズエステに行きたい衝動が湧いてきたら、

・衝動に気づく (ステップ1)

・その衝動を感じている自分を受け入れる (ステップ2)

・衝動によってどんな身体の変化があるかを検証する (ステップ3)

ということをしていきます。

そして、ステップ3まで来たら、最後にステップ4に入っていきます。

ステップ4:衝動と自分自身を同一視せず距離をとる (Non-Identification)

これは要するに、

「衝動 = 自分」

とは「考えない」ということです。

衝動と自分を同一視するのではなく、

「衝動を感じている自分がいる」

ということを、より客観的に見ることをします。

「衝動に捉われる」のではなく、「ただ単に衝動に捉われている自分がいるだけ」と、冷静な視点であるがままを見つめるイメージでしょうか。

ちょっと言葉での説明がむずかしいのですが、これはステップ1の「認識」に近いものがあります。

ただし、ステップ1の認識よりも、さらに一歩踏み込んで自分を客観視するような感じです。

ステップ3まで進めて、冷静になりつつある今の状態で、あらためて、

「衝動を感じている自分がいる」

というように、自分のことを「もう一人の自分」から客観的に見つめてあげてください。

このステップ4までを終えると、かなり冷静になって、落ち着きを取り戻している自分がいることに気づくはずです。

そして、衝動というものは、時間が経てば経つほど、大きくなり、手がつけられなくなっていきますから、衝動が湧いてきたら、1刻も早くこのRAIN法を実行するべきです。

考えている暇はなく、反射的にRAIN法を実行するようにしてください。

これをすることで、メンズエステに行きたい衝動を上手くかわせる可能性があります。

最後に:RAIN法は100%ではない。

とはいえ、このRAIN法は、成功率は100%では無いことだけは付け加えておきます。

私もそうだったのですが、RAIN法を実行したのに、それでもメンズエステの衝動を抑えきれず、結果的にそのままメンズエステに行ってしまったことは普通に何度もあります。

ただし、だからといって、このRAIN法をやらない理由にはならないと私は思います。

というのも、たとえば今まで「10回中10回」メンズエステに行ってしまっていたのが、衝動が湧いてくるたびにRAIN法を実行したところ、

「10回中7回しかメンズエステに行かずに済んだ」

ということであれば、それだけでもメリットです。

メンズエステなんて、1回行けば平気で3万円近くかかります。

今までは、10回衝動におそわれたら10回行っていたのが、10回中3回は衝動をやり過ごすことができたなら、それだけでもメンズエステに行くお金「3回分」が浮いたことになります。

金銭的な話になってしまい恐縮ではあるのですが、1回あたり3万円であれば、それだけでも9万円のメリットがあったことになるわけです。

そもそもこのRAIN法自体、実行するのにただの1円もかかりません。

それを考えると、このRAIN法、成功率が100%じゃないからと言って、やらない理由にはならないと思うのですが、いかがでしょうか?

しかも、RAIN法で衝動をやり過ごすことができれば、それは「成功体験」を積むことにもつながります。

今まで、「10回中10回」メンズエステに行っていたのが、「10回中7回」になれば、それだけでも成功体験です。

そして、人間は成功体験を積むほどセルフイメージが高まり、より成功しやすくなっていきます。

「10回中10回」だったのが、「10回中7回」になり、「10回中6回」になり、「10回中5回」になり、「10回中4回」になる。

という感じで、どんどん衝動をやり過ごすことが上手くなっていくわけです。

「メンズエステに行かない回数」が増えるほど時間にもお金にも余裕が生まれますし、その余裕が健全な精神状況を作り出し、さらにメンズエステには行かない自分になっていくという、好循環さえも期待できます。

ですから、どこまでいっても、このRAIN法を、まずはやってみることです。

1円もかけずにできる方法なのですから、たとえ上手くいかなくても失うものは何もありません。

上手くいかなくても何も失うものはなく、上手くいけば、メンズエステに行かずに済むという大きな収穫が得られる。

だとすれば、やらない理由はなさそうな気がしませんか?

というわけで、以上、RAIN法についての説明でした。

まとめ

RAIN法とは、

  • 衝動が起きていることを認識する (Recognize)
  • 衝動が起きているという事実を受け入れる (Accept)
  • 自分の身体に起きている変化を検証する (Inverstigate)
  • 衝動と自分自身を同一視せず距離をとる (Non-Identification)

この4ステップのことである。

Recognize
⇒「ああ、自分はメンズエステに行きがっている」と、
衝動が湧いてきたことに客観的に気づく

Accept
⇒「俺ってばメンズエステに行きたいんだよな、人間だもん、たまにはそういうこともあるよな」と、湧いてきた衝動を否定せずに受け入れる

Inverstigate
⇒衝動におそわれている自分の身体にはどんな変化が起きているかを観察する
例:呼吸が速くなっている、肩に力が入っている、上体が前のめりになっている 等

Non-Identification
⇒衝動と自分を同一に考えない。自分は衝動そのものではない。
衝動に捉われている自分がいるだけなんだと客観的に自分を見る。

以上がまとめになります。

よろしければ参考にしていただけたら嬉しいです。

本日もありがとうございました。

ーヒデ

(※参考資料:Judson Brewer, Unwinding Anxiety: New Science Shows How to Break the Cycles of Worry and Fear to Heal Your Mind (2021))