ヒデです。
メンズエステに行くことが「ストレス解消になる」と考えている人も少なくないと思います。
しかし、メンズエステに行ってもストレス解消にはなりません。
そのあたりを勘違いしている人もいらっしゃるようで、
『ストレスを解消するためにメンズエステに行ってます!』
『メンズエステに行ってリフレッシュするから仕事もまた頑張れるんです!』
などと、さもメンズエステに行くことを「ストレス解消」という”言い訳”で”正当化”しているビジネスマンも多いようですが、今回はそれについて書かせていただきたいと思います。
それでは、早速本題に入っていきます。
メンズエステに行ってもストレス解消にならない件。
まず、私がクライアントさんたちと向き合ってきた経験則から言わせていただくと、「メンズエステに行くとストレス解消になる」と考えている人ほど、メンズエステに「依存」している傾向にあります。
もちろん、全員が全員そういうわけではありません。
ストレス解消の手段としてメンズエステを利用しているような人でも、依存することなく計画的に予算の範囲内で利用できる人もいます。
しかし、「メンズエステ通いをやめられない」という自分、つまり自分がメンズエステに依存していることを”正当化”する理由として、
「ストレス解消」
というキーワードを持ち出している人は少なくなかったりするのが現状です。
メンズエステ通いを「やめたいけどやめられない」という依存状態の人はかなり増えていますが、そういう人でも、「ストレス解消になるから」とでも考えておけば、メンズエステに行ってしまう自分を正当化することができてしまいます。
というより、人間というものは、「感情で動いて理屈で正当化する」生き物です。
これを覚えておいてください。
まず先に「メンズエステに行きたい(=セラピストにあんなことやこんなことをされたい)」と、「感情」が動いて、その感情で動いてしまった自分を正当化するために、
「まあ、メンズエステはストレス解消になるからね・・・」
という「理屈」を持ち出してきて自分を納得させ、メンズエステに行ってしまった自分を正当化するわけですね。
これが、「感情で動いて理屈で正当化する」の意味なのですが、このことはメンズエステに限らず、あらゆる物事に当てはまります。
それこそ、「買い物」が分かりやすい例です。
これは行動心理学やマーケティングの世界では常識も常識なのですが、人がモノを買うときに「感情で買って理屈で正当化する」という理論は、腕の立つマーケターなら誰でも理解しています。
ですから、世の中のマーケターたちは、あの手この手で消費者の感情を揺さぶり、欲しいとい欲求を焚き付けます。
ブランド物のバッグなどが良い例ですね。
かっこいいモデルを起用して、かっこいいブランドイメージを作り込み、「そのブランド品を手にして周りからすごいと思われている自分像」を消費者の頭の中に構築します。
そういうブランドイメージが脳内に構築された消費者は、新作のバッグが出るとたまらず飛びつきます。
もはや、「理屈」で欲しいと思っているというよりかは、「感情」で欲しいと思っているわけですよね。
感情が動かされて、「そのバッグを手にしている理想の自分」になるために、衝動のように大枚をはたいてそのバッグを買い、買ってしまった後になって、
「良いバッグを身につけると気分が上がるから仕事だって頑張れるんだよ、これは自己投資なんだよ」
とか、
「安物のバッグだと取引先に足元見られて仕事がとれないこともあるからね、仕事で成功するためにはこういう投資も大事だからさ」
なんて、さも”それっぽい理屈”を持ち出してきて、ウン十万円ものお金を支払ってしまった自分の行動を”正当化”し始めるわけです。
というより、「ウン十万円ものお金が消えた」という事実を受け入れて消化するためには、なんとしてでもそれを正当化するための”理屈”を見つけてあげる必要がある、という表現の方が正しいかもしれませんが。
いずれにせよ、これこそが、
「感情で動いて理屈で正当化する」
ということなのですが、それがブランド物のバッグを買う場合だろうが、メンズエステに行く場合だろうが、「感情」で動いて、動いた自分を「理屈」で後付けのように正当化するというのは、本質的には全く同じなわけです。
これを聞いて、あなたはどう思いましたか?
「確かにストレス解消という理屈で正当化していただけかもしれない。本当はメンズエステをやめられないだけなんだよな」
なんて思ったりしましたか?
それとも、まだこの話をしても、
「いや、だから、メンズエステがストレス解消になるのは理屈うんぬんじゃなくて、本当なんだって。それがあるから仕事を頑張れるんだよ。間違いなく、メンズエステはストレス解消の手段なんだ、バカにするな!」
とお考えでしょうか?
もしあなたが、後者の考えを頑なに心の底から主張し続けるのであれば、もう私から何も言うことはできません。
ただ、そんなあなたのために、最後にこのことを話させてください。
メンズエステがストレス解消にならない”決定的な理由”を、別の角度からお伝えしてこの記事を終わりにしたいと思います。
メンズエステがストレス解消にならない”決定的な理由”。
「メンズエステはストレス解消にならない」のは、紛れもなく事実であると私は確信しています。
ただ、逆説的というか、屁理屈のような理論になってしまいますが、実はメンズエステに行くことで解消できるストレスは、この世の中にたったひとつだけあります。
たったひとつだけ、メンズエステで解消できるストレスが存在するんです。
それが何かというと、
「メンズエステに行きたいストレス」
なんですね。
メンズエステに行くことで解消できるストレスとは、仕事のストレスでもなければ人間関係のストレスでもありません。
唯一、解消できるのは、「メンズエステに行きたいストレス」だけなのです。
この「メンズエステに行きたいストレス」というのは、「刺激的な遊びをしたいストレス」と言い換えても良いと思います。
仕事や人間関係のストレスが溜まってくると、
「こういうときこそ、パァーっと刺激的な遊びでもしてストレスを解消しないと!」
と思ったりした経験、誰でも一度くらいはあるんじゃないでしょうか?
その「刺激的な遊び」として、パチンコなどのギャンブルを選ぶ人もいれば、メンズエステののような遊びを選ぶ人もいるわけです。
いずれにせよ、そういう「刺激的な遊び」をすると、日頃のストレスが解消できるような気がしますよね?
しかし、それが勘違いなのです。
というのも、これは依存症学の世界では割と定説というか常識なのですが、
「依存行為をして解消できるストレスは、その依存行為をしたいというストレスだけ」
なのです。
つまり、メンズエステに依存している人、ハマり込んでしまっている人というのは、仕事や人生のストレス解消のためにメンズエステを利用していると考えていても、実際には、
「メンズエステに行っても仕事や人生のストレスは全く解消されない」
わけであり、唯一、解消されていることがあるとすれば、
「メンズエステに行きたいストレス(刺激的な遊びをしたいストレス)」
を、ただ単に一時的に解消しているだけに過ぎないのです。
これがいかに不毛なことなのかを、あなたは理解できますか?
ちょっとこのことを図にして説明しますので、まずは以下を見てみてください。
【ある人のストレスの内訳】
上記のような内訳で、ある人がストレスを抱えているとします。
仕事のストレス、家庭のストレス、人間関係のストレス、自身の健康に対するストレス。
などなど、まあ普通に生きていれば、誰しもがこういうストレスは抱えるものだと思います。
そして、メンズエステに依存してしまっている人ほど、メンズエステに行くことでこれらのストレスを解消できるものと”勘違い”しています。
つまり、メンズエステに行くと、以下のような感じで、仕事・家庭・人間関係・健康のストレスがそれぞれ和らぐものだと思い込んでいるのです。
【誤った認識】
ですが、上の図の考え自体がそもそもの誤りなんですね。
メンズエステに行っても、元々ある仕事・家庭・人間関係・健康のストレスは解消することはできません。
なぜなら、メンズエステに行くことで解消できるのは、実際にはメンズエステに行きたいストレス(刺激的な遊びをしたいストレス)だけだからです。
【実際はこうなるだけ】
仕事のストレスも、家庭のストレスも、人間関係のストレスも、自身の健康に対するストレスも、全く解消になりません。
解消になるのは、あくまで「メンズエステに行きたい」というストレスだけなのです。
ただ単に、メンズエステに行きたいストレスだけが一時的に解消されるだけです。
元々抱えていた、仕事やら家庭やら人間関係やら健康やらのストレスは、全く解消にならないんですね。
分かりますでしょうか?
そして、メンズエステに行かない日が続くと、次第にまた「メンズエステに行きたい!」という「ストレス」が蓄積されていきます。
【時間の経過と共にまたメンズエステに行きたいストレスが蓄積されていく】
しかし、この状況で「ストレス解消」のためにメンズエステに行っても、どういう結末が待ち受けているかは分かりますよね?
やはり解消されるのは「メンズエステに行きたい」というストレスだけなのです。
【解消されるのはメンズエステに行きたいストレスだけ】
仕事のストレスも、家庭のストレスも、人間関係のストレスも、自身の健康に対するストレスも解消されることは決してありません。
だからこそ、「不毛」なんです。
ただでさえ、さまざまなストレスにさらされる現代社会において、メンズエステに依存してしまっている人は、それらのストレスの上に、「メンズエステに行きたい」というストレスも上積みして抱え込んでいるわけです。
つまり、メンズエステなんかに依存せずに生きている人よりよっぽど辛く大変な人生を歩んでいる、ということが言えます。
【メンズエステに依存する人は普通の人より遥かにストレスを抱えていることになる】
この事実を受け入れてください。
どこまで行っても「メンズエステに行ってもストレス解消にはならない」ということを受け入れることから全ては始まります。
メンズエステに行きたいという、普通の人は抱えないストレスを上積みして抱えて、その上積み分を一時的に解消してごまかしているに過ぎないのです。
それどころか、 一時的に解消してもまた時間と共に積み上がってくる、終わりのないストレスを解消するためだけに、2万円も3万円もの大金をはたいて、貴重な休みの数時間を無駄にするわけですから、メンズエステに依存して生活している人は、普通に人に比べてよっぽど不毛で、よっぽど大変な人生を歩んでいるのは間違いありません。
さて、この話を聞いて、あなたはどう思ったでしょうか?
これを聞いても、まだメンズエステはストレス解消になると考えますか?
どう考えるかはあなた次第ではありますが、いずれにせよ、一つ言えるのは、
「依存行為をして解消できるストレスは、その依存行為をしたいというストレスだけ」
というのは、依存症の世界では常識とされている認識の一つです。
依存行為にハマり込んでいる人ほど、「この行為はストレス解消のためなんだ」という思い込みが強い傾向にありますが、実際にはそれは間違いで、
「依存行為はストレス解消の手段にはならず、むしろ、その依存行為こそがストレスを生み出す元凶」
なのです。
ただでさえ何かとストレスが多いこの時代、何かに依存してしまっている人は、「その依存行為をしたい」というストレスまで、他の人よりも余計に抱え込むことになるわけですからね。
これがいかに”カオス”なことなのか、冷静に考えれば分かってくるのではないでしょうか(笑)。
今回の話が、あなたにとって何かしら参考になった部分があれば頑張って書いた甲斐があります。
なお、今回の話に関連して、以下のような記事もあなたの参考になる部分もあるかもしれませんので、宜しければ併せて参考にしてみてください。
それでは以上です。
今回もありがとうございました。
ーヒデ